飛躍を遂げている「株式会社エヌハウス」は、高気密高断熱の『性能』に特化した家づくりを得意とする新進気鋭の会社。設立から僅か5年足らずで年間30棟以上を誇り、さらに上を目指し突き進んでいます。
企業として進歩したい。その想いで無我夢中にやってきた
設立まもない若い会社ですが、短期間で功績を上げてきたのは社長の営業力の賜物ではないでしょうか。営業の秘訣を教えてください。
2016年に設立の7年目(2021年時点)です。設立一年目で20棟の受注ができたのは、以前働いていた会社の影響が少なからずあると思っています。年間300億の実績がある関東一円にある企業だったのですが、甲府の営業所が撤退するにあたり社長から「やってみないか?」と半ば引き継ぐような形での独立しました。入社した当時、どこまでできるのか試したいと休みなしで必死で働き、一年目で23件も受注した、そんなところを見てくれていたから、私に託してくれたと思っています。設立の際に一番危惧していた仕入れルートもスムーズに進み、営業所のお客様のアフターやスタッフも預かり(現在はいない)、がむしゃらにやってきただけです。
自由設計の強みを活かし、お客様の「やりたい」を後押し
紹介によるお客様が9割と聞いています。その理由をお聞かせください。
基本、頼まれたら断らない。やるかやらないかの問題だけと思っています。山梨に来て17年、自分なりに蓄積してきた信頼があります。お施主様の要望を聞いて、希望の間取りを設計して予算に応じて施工する。家を建てるときの不安を限りなく取り除いて安く仕上げられれば、こんな素晴らしいことはないと感じてくれるから紹介してくれるんでしょうね。普段の生活はいい加減なやつだと思われていますが(笑)、仕事に関しては言われたことを最後まで逃げないで、自分の責任でやってきたつもり。そいういうことが少しずつ浸透していって協力してくれる人が増えてきて。それが下支えになっていることは間違いないです。
ずっと住み続けられる家が「幸せ」。だから高気密高断熱の手が届く家を提供していくことが大切
信頼ある提案力と高性能住宅が支持されていますが、その秘密を教えてください。
家を商品として売りたくないんです。そのため他社より細かく打ち合わせをするように心掛け、毎回違うモノを0からつくる自由設計をしています。また、住宅はクレームが多い産業ですので、失敗やミス、クレーム事例を必ず伝えています。これまで携わってきた中で、必ず起こってしまったことなどを正直に“こうなりますよ”と説明するんです。そういう部分が信頼であり提案力にもつながっているんだと思っています。
性能にしてもそう。某大手住宅設備会社の引き渡し後のアンケート結果が、1番は熱い寒い。次が結露・収納が少ない・コンセントが足りない・キッチンの生活動線が悪いと毎回出ます。建てる前にDATAとしてあるのですが、建ててからのアンケートも同じ。結局、家づくりが始まるとデザイン性に目が移ってしまい、性能を忘れてしまったのでは?と思ってしまいます。誰だって住みやすい家に住むことが幸せ。私は、幸せ=住みやすさ=性能だと思っているので、そこはどんなことをしても曲げないようにしています。弊社では、壁や屋根で温かくなった空気が抜け、熱籠りしない空気の通り道をキレイにつくる設計と、それに負荷する断熱を入れています。さらに、建物の構造部分を隙間がほとんどなく外側からすっぽりと包む外断熱工法を標準に、外断熱+内壁断熱性能を高める「ダブル断熱工法」も予算に応じて提案し、快適性を支える気密性を高めた性能重視の家づくりを行っています。
すべてはお客様のため。夢も声も具現化してカタチにする
お施主様には子育て世代が。会社には若いスタッフが多いですが、なぜですか。
時代のニーズに合わせてインスタグラムやYOUTUBEなどのSNS発信やトレンド、目新しいものを常に勉強しているからではないでしょうか。ただし、ベースとなるものを学び、一過性ではないように心掛けています。加えて、手の届く範囲の中で、お施主様のやりたいことをカタチにできるように努力もしています。「やりたいことはやっていいよ」とダメとはいわない、それがポリシーです。スタッフにしても、パワーがもらえ活気がある会社にしていきたいから、若くてやる気のある人を採用するようにしています。若い人は素直で柔軟。仮に失敗しても経験を積み上げて、いずれ彼等が軸になってほしいと思っています。弊社の性能を広く伝え「建てたい」と思う人が増えていき、20年30年と年を重ねても住みやすい家であるように。そして、山梨の住環境が少しでも変えられれば嬉しいですね。