(株)桶幸本店
「これがベスト」と胸を張って言える
家造りにベストを尽くす

代表取締役 小林 正藤氏

(株)桶幸本店

住所
山梨県甲府市中央5-3-14

昔々、桶屋街で腕を振るった桶幸本店。培ってきた知識と技術を、家に、そしてお客様に生かすべく建築部門として、その名を継承して150年以上、ここに存在します。そこには「人」に寄り添い、お客様の傍に、ずっとそっと居続ける理由があります。

桶屋からスキルを活かした建築部門へ華麗なる転身

創立から今までの経緯を教えてください。

明治30年代には、すでに祖父が営んでいたということは分かっているのですが、創立は定かではありません。私で4代目になりますが、実際のところ、さらに古く、判明している限りですと創業150年ほどになります。
 昔この地域は桶屋街でして、桶の職人さんが当時150人ほどいたと聞いています。多分に漏れず、弊社も桶の製造から始まり、その知識や技術を活かしたボイラーやガス関係(お風呂の給湯器などの設備)の商売をしてきたそうです。周辺には、桶がつく屋号がたくさんあり、桶商売を基にして、さまざまな仕事をしていたのですが、現在残っているのは、弊社含め2社になってしまいました。
 建築部門は、今までの仕事をきっかけに19年ほど前に、私が立ち上げました。高校時代はバブル期で、TVで有名な建築家さんの作品が映し出されていたことで、建築家に憧れが生まれました。資格が取れる以上に、自分の力で食べていけることに魅力を感じ、建築が有力な行先だと思ったんですね。大学で建築を学び、弁護士になりたい時期もありましたが、建築士の道に進みました。その後、設計事務所を開設し、工務店・建設業、不動産とさまざまな資格とりながら、10年前法人化して、現在に至ります。TVに映し出された華やかな建築の世界に憧れたかもしれませんが、小さい頃、父のうしろをついて建築中の家によく行っていたことが、この仕事をはじめた本当の理由かもしれません。ものを作ってカタチにすることが好きだと、その時改めて実感しました。

お客様が良いと思ったら、それはもうスタイル

どのような家づくりを基本としていますか。御社の強みを教えてください。

 建築に携わり今まで、一度も間取りに関してはクレームがないことが強みではないでしょうか。
間取りや使い勝手などクレームが出そうな部分も、お客様と一緒に考えて作るのでお客様自身が納得して設計を一緒にしていくからです。弊社では、いくら打ち合わせしても費用は固定なので、お客様も安心して、何度も打ち合わせに来ていただいています。2年かける人もいるほど(笑)。基本は2.3ケ月を目安に、図面は20,30枚ほど描きます。お話しながら図面を作り、持ち帰ってご家族で相談していただき、また打ち合わせのときに修正するということの繰り返しです。それが一番早いですし、そのときの話をカタチにするのが一番リアルだと思います。私がカリスマ設計士だったら奇抜なこともできるし、言えますが、自分自身が住む家ではない、お客様が住む家ですので。例えば、お客様が希望するものが、メーカーさんにはなかったり、規格外で施工できないものって、多いんです。でも、お客様からどうしてとお願いされたものなどは、私自身で手作りしますし、設計事務所で図面を描いたれど、どの工務店も無理と断られた案件も請け負います。大工も土木も水道もガスも資格持っていますので、なんでもお任せください!

キーワードは「人」。家と一緒に絆を育む

御社にとって、「家づくり」とは。また、家づくりで大切にしていることはどのようなことでしょうか。

一つひとつの声を拾って、お客様のご要望に添うようカタチにしていくのが弊社のスタイルです。すると、建物を引き渡した時に泣かれることもあるんです。「ありがとうございました」と。家は一生に一度の高い買い物で、その買い物に高いお金払っていただくのに、泣いて喜んでくれるなんて、嬉しい限りです。この仕事だけではなく、どんな仕事でも、「ありがとう」と言ってもらえることが、その仕事の本質だと思います。
 お客様の中には、同業者の方もいます。弊社の仕事ぶりと雰囲気を見て「頼みたい」と、プロが言ってくれるのは嬉しいですね。施工が丁寧なことは当たり前ですが、楽しいと言ってくれることが、建築冥利に尽きます。逆に荒っぽくて思いやりがない他の会社もあります。建築業でなくても、どんな職場でも雰囲気が悪いところはあります。腕はもちろんですが、外注さんも人柄です。弊社では、腕が半分以上あれば人柄を取ります。例え仕事がきつくても人柄が良ければやっていけると思っています。人間関係が悪いと、いろいろなことに支障をきたしますから。その点、弊社はプロに認められた楽しい現場だと自負しています。基本、「人」であり、すべては「人」で成り立っているのだと思います。

直感五感で感じる「人のあたたかさ」

そんな中、お施主様で社員になった方がいらっしゃるのですね。社長にとって人付き合いとは、どんなものなのでしょうか。

家を建てている途中で、「ここで働きたい」と社員になった者が3名います。私は性格上、ついつい悩み事などの相談に乗ったり、プライベートにも関わってしまい、深いお付き合いをしてしまうんです。信条は、せっかく家を作ったことから始まった出会いなので、ある程度相談に乗ってあげたい。どんなことでも。人間の泥臭いところまでお付き合いしていきたいと思ってしまいます。私1人では何もできません。周りの方に助けられて今日まで在るので、今後も人間臭く、地道にコツコツやっていきたいと思います。

山梨で工務店探し・家づくりをお考えなら
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